HOMEどう作る? > 伝統技法を真似た

伝統技法を真似た

東京スカイツリーの設計ができて、材料なども決まり、あとはどう造っていけばいいのかというとこまではきました。高さが日本一となる以上、地盤に入る基礎もそうですが、高い場所でも風にも注意をしなくてはなりません。風とは別の地震対策も行わないといけないという事です。

では、東京スカイツリーは一体どんな構造をしているのでしょうか。構造をいちから考えていったん考えてしまうかもしれませんが、実は違うのです。日本古来よりある建造物の構造技法を真似て作っているのです。

昔からある建造物なら、台風や地震に弱いのではないかと不安になるでしょう。どの建造物の技法を真似ているかというと「五重塔」の構造技法を模倣をしているのです。この五重塔は実は、地震による倒壊というのが一度もないのです。古い建造物なのに構造技法は理にかなったものでした。この技法と最新の技法が合わさったのが「心柱制振」と呼ばれて、心柱制振が東京スカイツリーの構造なのです。