設計者たちの苦労
材料・構造とどんどん東京スカイツリーを建設するにあたって決まっていき、必要な用意が進んでいきます。東京スカイツリーにも、東京タワーと同じように展望デッキのような場所を設ける案は当然のようにありました。でも、その展望デッキの設置する場所も未知の高さに設置する事になったのです。東京スカイツリーの根元はしっかりと地中深く入っていなくてはいけないというのは大前提となりますが、展望スペースには必ずガラス面で覆われているのが基本とされていました。その基本を守って必要な高さまでというのは途方もない挑戦にも思えたのではないかと思います。東京スカイツリーでは、展望デッキと呼ばず「展望回廊 天望デッキ」と名付けられています。その名前の由来は、山の頂上などから周りの景色を見た光景を彷彿させるからだそうです。東京スカイツリーを設計した人たちはとてつもないデータを元に膨大なシュミレーションを重ねて、つくりあげていったんだと思います。